私たちは、昭和４５年５月の創業以来現在に至るまで、５０年余り事業を続けて参りました。
これもひとえにお客様のご愛顧、ご支援の賜と、切に感謝申し上げます。

この５０余年、様々な社会情勢の変化に伴い、私たちの業界も大きく変化いたしました。
シロアリ駆除から始まり、その後対象をゴキブリ・ネズミ等衛生害虫・害獣に広げ、自治体及び主に阪神間の法人様から業務を
ご依頼いただけるようになりましたが、当時の手法は、広範囲に薬剤を散布し、害虫等の徹底的駆除が目的でした。
しかし２０年程前からは、薬剤偏重による環境・人体への影響が考慮されるようになり、「環境的対策」、「物理的対策」、「化学的対策」等を
効果的に組み合わせた「総合的有害生物管理（IPM）」の考え方が取り入れられるようになりました。
私たちも、『駆除主体』ではなく、インスペクション（原因等の診断）＞モニタリング（調査）＞駆除という『管理』に移行し、
安易に薬剤散布に頼るのではなく、有害生物等を生息させない清潔な環境の整備（環境的対策）による根本的解決に主眼を置いています。
これが、「現場の日常を変える」という私たちのテーマに繋がっています。

私たちの日常的な業務は、一般市民の方からの害虫等相談や、工場・倉庫・テナントビル等という特定のお客様先での衛生管理が
主体ではありますが、鳥インフルエンザ等の家畜伝染病や、先般の新型コロナ・デング熱等の感染症の他、大地震・大規模水害時等の
災害時には消毒作業等公衆衛生の維持にもあたってまいりました。
私たちの業界においてもAIの導入が進んでいますが、お客様に、そしてお客様先の課題に寄り添うことができるのは人だけだと思います。
一燈照隅・・・。
微力ではありますが、これからも衛生環境維持のため、全力で燈を照らし続けたいと思います。

代表取締役社長　
山口壮嗣